音楽文化の低迷の原因を探りながら整理し
そして、抜け出す方法を考えてみたいと思います。
まず低迷原因を大きく分けて
『 音楽を聴かない 』
『 音楽を買わない 』
の2つに分類されると考えられます。
今回は 『 音楽を聴かない 』原因を調べつつ
本質を見つけて行きたいと思います。
1 趣味の多様化で時間がない
まず家の中の楽しみの軸としてテレビ、ゲーム、インターネット
そして家の外でも同じ事がiPhoneをはじめ楽しめる環境になっており
普通に考えると音楽を楽しむ「時間」がありませんね。
iPod発売時にはウォークマン時代と同じぐらい音楽生活環境に変革を
もたらしたのですが、、、
外で何でも出来て楽しめる
iPhone(スマートフォン)で潰されたかもしれませんね。
Appleの思惑?
と言うか、ソフトを含めコンテンツ業界の存在の本質は
そもそも「ハード機器を売るため」に存在することを
覚えておいて欲しい一面があります。
レコード会社名を拝見すると解りますよね。
SONY,ビクターなどなど。
それがパソコンメーカーに変わっただけ。。。
2 音楽に触れる機会がない
今、若者が触れる機会があるのはテレビ音楽番組ぐらいでしょうか。
でも少し番組が少ないですね、、、深夜帯に見かけますが。
お笑いバラエティー音楽番組しか視聴率取れないのかな?
純粋なMTVなど放送すると面白いと思うのですが。
もちろんスポンサーはレコード会社でしょうが、そうなると資本力のある
レコード会社アーティスト&歌をうたう芸能人(笑)ばかりになるのか、、、
まぁ初めて好きになるアーティストは
「歌をうたう芸能人」
これで良いでしょう! 歌手=芸能人 が歌謡曲では普通だと思いますし。
しかし、「1つの楽曲」だけ好きと言うのは寂しいですね、、、
カラオケの影響か? アーティスト自身のカリスマ性が無いのか?
もっと生き方自体に影響を与えるぐらいのアーティストの出現を心待ちにして。
次に
ゲーム、アニメ、映画にも音楽は存在しますが、あくまでBGMとしての
存在なので自律して認識してもらうには主題歌ぐらいでしょうか。
そして
インターネット。
ネット環境ではYOUTUBEなど試写・試聴目的以外のサイトでは、
いきなり音楽が流れるのがNGと言う人と環境が圧倒的に多いのではないでしょうか?
もう1つ忘れる所でしたが
親の影響。
今、自宅で父親が大型スピーカーでROCK,JAZZなどを
ガンガン鳴らしている家はないでしょうね。
ちなみにアメリカ人の友達は、物心付いたころには父親がROCKを
ガンガン鳴らして踊っていたようです。羨ましい環境です。。。
3 カラオケの存在
カラオケの存在だけがたよりになるかもしれません。
しかし、盛り上がるには誰でも知っている歌=過去の歌 に
なるので新しい音楽、知らない音楽に出会う事は少ないかも
しれませんね。
※ 結 論 として
こうして書き出してみると、
まず「音楽の楽しみ方」を知らない状況になっているのが考えられます。
・音楽に人生を教えてもらう
共感、感動、啓発、勇気
この本質部分の捉え方(聴き方)を伝えなくてはいけないのかなと思われます。
あまり難しく言うと、音楽の授業になるので控えますが、、、
やはり、音楽文化と言うからには伝えていくことも大事ですが
自分で見つけて欲しいものだと思っております。
この記事を読んでくれる人に10〜20代の若者がいるのかわかりませんが(笑)
人の成長で重要なキーワードは
「 好 奇 心 」
ですよ。
ぜひ、背伸びして欲しいですね。。。
私も背伸びしてJAZZを深く理解する為に。
「シングルモルト飲みながらJAZZを堪能する」
どう? 憧れそうな渋い大人でしょ(笑)!